猫のイラスト:包丁を研ぐ猫
料理は習慣づくまでは、材料も無駄になることが多いですし、面倒な事ですが、一度習慣づいてしまうと、有り物の材料でササッと何か作る事ができるようになりますし、食材選びから始まって、調理法やレシピ、調味料、それから盛りつけや食器など、生きるのに必要不可欠な事だからこそ、食の世界は奥が深くてハマると楽しいですよね。
どうせ食べなきゃいけないものなら「美味しい物を食べたい」って思うのは、きっと人も猫も同じだと思います。
猫だって、美味しい物とそうでないものは分かりますし、選り好みもしますしね。
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美味しい物を食べるには自分で作るのが一番
さて、ほんとうに美味しいモノを食べるには、レストランや総菜で済ませるのではなく、自分自身で料理することが、結局の所一番の近道のように思います。
だって、自分自身の好みに合わせた物、自分自身が食べたいと思う物を使って作るわけですから、美味しくないわけがないですよね。
雰囲気の良いレストランで高級な料理をいただくのも、確かに美味しいとは思いますが、自分で作って食べる、という行為は、雰囲気や食材では超えられない不思議な魔法がかかっていると思うのです。
料理道具にはこだわりたい
料理ってのは奥が深くて、いろいろ覚えれば覚えるほど、世界が広がっていくんですよね。
美味しい料理を作る為に、まずは食材、つぎに調理方法、それからハープや香辛料などの調味料にこだわりだす。そうなってくると道具や食器にもこだわりたい。
ちゃんとした料理道具は、それなりの値段がしますが、毎日使うものですから、少々高くても、元を取るのは早いはず。
そして何より、良い道具、気に入った道具は、使っていて気分が良い。使い勝手もそうですが、自己満足の部分が非常に大きくて「買って良かったなぁ」と思うたび、幸せな気分になれます。この「気分がよく料理出来る」ってのはプライスレスな部分ですからね。
なので、一生「気分よく使える」って事を思えば、少々高いなあと思っても、買って良かったと思う事の方が多いんです。
例えばフライパン。安物のテフロン製のものを使っていると、いつかはテフロン効果が薄れて、焦げ付きに悩むようになります。そして料理の度にイライラ。それが鉄とかアルミとかのプロご用達のフライパンを買って丁寧に使えば、日に日に愛着が沸くので、料理も楽しくなるんです。
良い包丁を買ったので、包丁の磨ぎ方を覚えたい
そんなわけで、良い包丁を買ったので、イラストの猫さんがしているように、僕も時々包丁を研ぐんです。
シャコシャコと規則的な音を出しながら、機械のように包丁を研いでいると、無心になれるのも良いですね。
きちんと磨いだ後の良く切れる包丁だと、料理も一層楽しくなりますよね。
そんな思いを込めて描いたのが、この包丁を磨ぐ猫のイラストです。
包丁の磨ぎ方
包丁の磨ぎ方は職人さんからすると、包丁の材質やタイプによって、いろいろな方法があるのでしょうが、まぁ素人なので、一般的な万能包丁の磨ぎ方についてまとめてみました。
1.砥石に水を含ませる
磨ぎ始める準備として、砥石に水を含ませます。
水の含ませ方は30分くらい砥石を水に浸けておけばOK
ちなみに砥石はヤスリなどと同じように数字の大きさによって目の荒さが違います。
数字が大きいほど目が細かくなります。
それから砥石はできるだけ均等に削れるように使うのが大事。
平らじゃないと石を使うと、包丁の磨ぎに斑が出て×
2.刃先は手前に向けてね
包丁の刃先を手前に向けて、砥石に刃の全体が収まるような感じで構える。
刃は約15度(背の部分にコインが二枚程度入る感じ)で斜めにして、左手は指先で包丁を押さえる。
3.押す時に力をいれる
包丁を構えたら、包丁を前後させて磨ぐ。
押す時に力を入れて、引くときは軽く引く。
力を入れると言っても、無理に力を加えたり押さえつけるんじゃないよ。
これを繰り返す。角度は要注意。
両刃の場合は6:4の割合で磨ぐ。
つまりは、表30回、裏20回のセットを二回、とかね。
片刃の場合は9:1〜8:2程度。
4.刃先から順番に4等分くらいで磨ごう
刃先から手元までを一気に磨ぐんじゃなくて、刃先から順番に4等分くらいでゆっくり磨ごう。
包丁は砥石にクロスさせるんじゃなくて、斜めに入る感じにすると調子が良い。
砥石に対して45度くらい斜めにした感じ。
磨ぎ方は包丁によっていろいろ
自分の為のメモなので、自分が使っている包丁のタイプについてまとめてみたんだけど、使っている包丁のタイプによって、正しい磨ぎ方が変わって来るので注意。
こうやって改めて調べてみると、包丁の磨ぎ方1つでも奥が深い。
良い道具はそうれに応じて繊細なものになるので、手入れも当然難しくなるんだけど、きちんと覚えておいて損は無いよね。
ちゃんと手入れしないと良いものでも駄目になってしまうしね。
良い道具を使って、楽しく料理をして、使った後は丁寧に手入れをする。
そうすると料理も必然的に美味しくなると思うんですよね。
さあ、包丁の磨ぎ方を勉強したら、いろいろと気付く事があったので、猫のイラストの猫のように、シャコシャコと今から包丁を磨ごうかな♪